「金持ち父さん・貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキさんが
続編で「キャッシュフロー・クワドラント」という本を出しています。
この本は経済的自由を得るための方法を解説した本で、
この本の肝になるのが「キャッシュフロー・クワドラント」という考え方です。
前編の「金持ち父さん・貧乏父さん」では、
高い教育を受けた知的レベルの高い自分の父と、
高校さえ出ていない友達の父との経済的な違いについて
書かれれている本です。
2人の父はともに一生懸命仕事をしてきましたが、
経済的には大きな違いがありました。
高い教育を受けた自分の父は
経済的にはいつも請求書に負われる苦しい生活をしています。
かたや高校さえ出ていない友達の父は自分で事業を行い莫大な資産を獲得し、
慈善事業にも寄付を行えるような経済状況となりました。
そこで、ロバート・キヨサキ氏が提唱する
「キャッシュフロー・クワドラント」について解説してみたいと思います。
目次
キャッシュフロー・クワドラントとは?
クワドラントという言葉はあまり聞き慣れないと思いますが、
円を十字で仕切って4分割にしたもののことを言います。
ここの本で言っているキャッシュ・フロークワドラントとは
図のように4分割したものにそれぞれに頭文字が入れたものです。
左側
E(従業員)
S(自営業者)
右側
B(ビジネスオーナー)
I(投資家)
を表しています。
そして我々はこの4つのクワドラントのどれかに属していています。
この図が表すものは、経済的自由を得たいのなら
左側のE(従業員)や S(自営業者)ではなく、
右側のB(ビジネスオーナー)や
I(投資家)になるべきだと
ロバート・キヨサキさんは言っています。
それは、E(従業員)や S(自営業者)では、
仕事が忙しくなればなるほど自分の時間がなくり
得られる収入にも限界があります。
しかし、右側のB(ビジネスオーナー)や I(投資家)は、
人やお金を上手に使ってレバレッジをかけることにより
経済的自由を手にすることができるということです。
日本の87%はサラリーマン
とにかく、私を含めて日本ではサラリーマン(従業員)志向の方が多く、
就労人口の87%がサラリーマンという統計もあります。
そもそも、日本の教育はサラリーマンや公務員を養成するための
養成学校になっています。
そして、欧米諸国のように新たな発想によるビジネスを生み出す能力ではなく、
全国で均等で標準的な教育を行い真面目で忠実な仕事をできるような
人間を作り出すことが求められているんです。
それと日本人の思考として、事業を興してリスクを負うよりは、
一定の高い教育を受けて、公務員や一流企業のサラリーマンとして
安定な収入を得て欲しいという親の願いもあるように思います。
一流企業は、大丈夫か?
かつては、日本の花形産業といわれたエレクトロニクス産業も今はボロボロです。
サンヨーの一部はパナソニックに吸収され
白物家電部門は中国のメーカーに売却されました。
最近では、シャープが台湾の企業に買収されたし、
今度は東芝もガタガタしております。
パソコンについても、NECのパソコン部門は中国企業に買収され、
富士通のパソコン部門も同じ中国企業に売却されるとの情報もあります。
もはや、日本の一流企業に入社しても定年まで勤められるかどうかわかりません。
それに、今後進むであろうと思われるIT化やロボット化による仕事の効率化により
不必要になる仕事がどんどん増えていき職が失われていくでしょう。
結局はクワドラントの右側になるしかない?
ロバート・キヨサキ氏が言うように、
結局はクワドラントの右側になるしかないということでしょう。
右側になるということは、
ビジネスオーナーや投資家となり人やお金にレバレッジを掛けて
自動的にお金を生み出すシステムを作り上げることなのです。
このシステムはリアルビジネスだけではなく、
現在ではネットビジネスでも作り上げることができます。
ネットビジネスにおいては、
さまざまなツールを用いて自動的に収益を生み出すシステムを
作り上げることが出来ます。
なおかつそれを低コストで実現させることがでるのです。
私は不動産もレバレッジを掛けられて半自動的に収益を生み出す
よいシステムだと思って様々勉強をしています。
不動産の収益物件の購入を真剣に考えて検討していますが、
まだ購入は出来ていません。
現在は、ネットビジネスで自動的に
収益を生み出すことができるシステムを作るために
様々なことにチャレンジしているところです。
もし、将来的にクワドラントの右側になりたいとお考えの方は
一度この本を手にとってみてはいかがでしょうか?
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