平成29年1月より確定拠出年金個人型の愛称が、
「iDeCo」(イデコ)と命名されました。
iDeCoの節税効果が高いと知り、
平成28年9月より加入している私ですが
最近は株高によるものか利回りが凄い事になっています。
こんな節税効果もあり、利回りも高い金融商品は無いですね!
国の年金制度の補完として行われている制度ですので
安定性も抜群です。
私は、年金としてではなく純粋に投資と考えています。
税制優遇もあり、銀行に預けるよりはいいのかなと思い
拠出する事にしました。
私がiDeCoに拠出し始めてから15ケ月になりますが、
おすすめの商品とおすすめの会社について調べた事、
私の拠出している商品の結果についてお伝えしたいと思います。
目次
私のおすすめするiDeCoの商品
数あるiDeCoの商品の中からどういった商品を選んだらいいのでしょうか?
iDeCoの商品を分類すると下記のようになります。
型 | 特徴 | |
元本確保型 | 預貯金等の低リスク資産運用する商品です。ただし、銀行の定期預金に預けるよりは、iDeCoに拠出した方が所得控除や金利非課税の恩恵が得られるので有利です。 | |
元本変動型 | パッシブ型(インデックス型) | 日軽225やTOPIX等の動きに連動した指数を目指すもので、信託報酬が安いのが特徴。 |
アクティブ型 | パッシブ型の指数以上の成果を目指す運用方法。その為、パッシブ型に比べて信託報酬が割高になります。 |
まずは、元本確保型と元本変動型の2種類に大きく分かれます。
また、元本変動型は大きく
パッシブ型(インデックス型)と
アクティブ型
に分かれます。
元本確定型でも、銀行に預けておくよりは節税メリットが得られるので、
iDeCoに拠出した方が絶対有利です。
銀行の定期積立預金に毎月積み立てをしても所得控除をすることは出来ないし、
利息に対しても20%の税金が控除されます。
ただし、元本確保型だけでは、信託報酬分がマイナスとなり
元本割れをする可能性もあります。
iDeCoの場合には、拠出額は所得税の計算上所得から
控除することが出来ますので、
所得税及び住民税を安くすることが出来ます。
又、運用益についても非課税ですので20%の源泉所得税も徴収されません。
でも、それだけではつまらない!
折角投資するのであれば、銀行の金利よりは稼いでもらいたですよね?
やはり、リスクを取っても元本変動型にするべきだと思います。
(どうしてもリスクと取りたくないという方にはおすすめ出来ませんが・・・・)
元本変動型の投資対象による分類
- 国内株式
- 国内債権
- 国外株式
- 国外債権
- 複合資産(バランス)
- REIT
- その他(コモディティ等)
上記のように元本変動型の商品は分類されますが、
複合資産(バランス)以外は、単一の資産へ投資となります。
そこで、私がおすすめするiDeCoの
元本変動型ファンドのポイントをお伝えします。
元本変動型のiDeCoの選定ポイント!
- 国内外の複合資産のパッシブ運用の商品であること。
- 購入時手数料、信託報酬等の手数料の安い商品であること。
- 投資機関は口座管理手数料が0円の機関を選ぶこと。
(ネット証券がおすすめですが、ネット証券以外でも
口座管理手数料0円とする金融機関も多くなりました。) - 商品の取り扱い数が多い会社を選ぶこと。
ファンドを入れ替えたい場合、又は複数のファンドに拠出したい場合も出てきますので、
選択肢が多い方が断然有利です。
複合資産とは、株式や債券又は不動産など複数投資対象を
組み込んだ商品のことをいいます。
そして、複合資産を国内外に投資をする商品は、
為替が変動してもそれぞれが逆の動きをするので、
価格の下落が抑えらます。
国内株式のみ、又は外国株式のみなど1つの資産への投資対象では、
価格が下落した場合にその影響がダイレクトにきます。
しかし、複合資産への投資の場合は、その影響が軽減されるという事です。
iDeCoは複数のファンドに拠出出来ます。
例えば、
国内株式のファンドに25%、
国内債権のファンドに25%、
外国株式のファンドに25%、
外国債権のファンドに25%
の4つのファンドに拠出する事により複合資産を構築することが出来ます。
ただ、初心者にはなかなか商品選定も面倒であり、
1本で複合資産を買付ることができるファンドの方が投資しやすいのです。
私のおすすめするiDeCoのおすすめ商品
私のiDeCoのおすすめ商品の選定基準は、
・複合資産への投資であること。
・パッシブ運用であること。
・信託報酬が安いこと。
・口座管理手数料が0円であること。
を満たす商品を選びました。
投資機関 | 商品名 | 信託報酬 | 5年リターン |
SBI証券 | iFree 8資産バランス | 0.23% | |
マネックス証券 | eMAXISS imバランス(8資産均等型) | 0.22% | |
野村証券 | マイバランスDC70 | 0.25% | 29.83% |
りそな銀行 | ダイワ・ライフ・バランス70 | 0.23% | 29.73% |
これらの商品は、いずれも信託報酬が0.2%台で非常に安いです。
ただし、野村証券は毎月の投資額が1万円以上又は
資産総額100万年以上でなれば口座管理手数料が発生します。
又りりそな銀行はiDeCo開始から2年間のみ口座管理手数料が0円です。
iDeCoおすすめの金融機関はどこ?
iDeCoは、加入時に国民年金基金連合会に2,777円、
運用時に毎月167円、(国民年金基金連合会に103円、信託銀行に64円)
最低でも手数料が発生します。
これは、どこの金融期間でも同じく発生します。
ただし、金融機関によって異なる手数料が口座管理手数料です。
全く徴収しない金融機関もありますが、
月500円程度徴収する機関もありました。
以前はネット証券が口座管理手数料0円を打ち出して、
ほとんどのネット証券が追随しました。
しかし、最近は状況が少し変わっていて、
ネット証券以外の証券会社や銀行等でも
口座管理手数料「0円」を打ち出すようになりました。
例えば、野村証券では資産残高100万円未満で月283円、
100万円以上200万円未満で月248円、
200万円以上で月203円の口座管理手数料を取っていましたが、
平成30年4月より0円とする事になりました。
又、りそな銀行では資産残高に関係なく月316円の
口座管理手数料を取っていましたが、
2018年12月28日までに新規加入・移換された場合に
2年間をは0円とすることになりました。
ですのでネット証券の優位性は変わりませんが、
ネット証券以外でも場合によっては選択の予知があります。
iDeCo取り扱い証券会社4社比較
取扱機関 | iDeCo本数 | iDeCoのおすすめ商品や特徴 |
SBI証券 | 68本 | レオス・キャピタルワークスの 「ひふみ年金」はアクティブ型ですが、 信託報酬も低く抑えられています。 その他パッシブ型では、 idecoに関しては、 口座管理手数料は |
楽天証券 | 30本 | セゾン投信の 「セゾン・バンガード・グローバルファンド」、 「セゾン資産形成の達人ファンド」や 1本で全世界の株式に投資できる idecoでセゾン投信の商品は |
マネックス証券 | 22本 | 2017年9月30日からiDeCoの 受付を開始したばかりですが、 低コスト商品ラインナップが 高く評価されています。 商品は、パッシブ型の サポートはロボットがアドバイスする |
野村証券 | 18本 | 2018年4月より口座管理手数料を 掛金1万円以上もしくは残高100万円以上の 場合は、0円となります。 野村証券のidecoの商品は 「野村日経225インデックスファンド」などがあります。 |
りそな銀行 | 31本 | りそな銀行のiDeCoは信託報酬が 安い商品のラインナップが多く 「りそなDC信託のチカラ」の 日本債権ファンドや 日本株式ファンドの信託報酬は |
ということですが、私のおすすめするiDeCoの投資機関は、
初心者でも使いやすいSBI証券です。
商品も一番多いし私も使っていて特に問題は感じていないのでおすすめです。
私の拠出しているiDeCoの15ケ月間の結果
下記の表が私の拠出している現在の資産状況です。
私は、SBI証券の「SBI資産設計オープン資産成長型」に拠出していますが、
なんと、利回り6.3%となっています。
ちなみに、ゆうちょ銀行の1年物の定期預金の金利は現在0.01%になっています。
100万円を1年間預けても100円(税引き後80円)にしかなりません。
私の会社では、企業型の確定拠出年金は導入しておりません。
ですので、個人型の確定拠出年金をしたい旨を会社にお願いして、
利用出来るようになりました。
色々会社から記入してもらわなければならない書類がありますので
会社の承認が必要になります。
という事で、私は個人型の上限の月23,000円を15ケ月拠出した
345,000円に対して、21,716円の損益が出ています。
この数字って凄くないですか?
銀行の定期預金などでは考えられない数字です。
ただし、今回の記事を書く上で様々なリサーチをした結果、
この商品は信託報酬が高く沸騰率もあまりよくないことがわかりました。
ですので近々、同じSBI証券の「iFree 8資産バランス」に
変更しようと考えています。
iDeCoとは?
確定拠出年金には企業型と個人型があります。
企業型は、企業が拠出するものです。
(個人も上乗せして拠出できる場合があります。)
今回は、iDeCo(個人型)について説明をします。
拠出額は月額5,000円以上1,000円単位で、
拠出は60歳までしか出来ません。
又、拠出額の上限は下表のようになっています。
公務員 | 月12,000円 |
会社員(企業年金あり) | 月12,000円又は20,000円 |
会社員(企業年金なし) | 月23,000円 |
専業主婦(夫) | 月23,000円 |
自営業 | 月68,000円 |
*平成29年1月から新たに公務員と専業主婦が加入できるようになって、
全ての方に対象が拡大されました。
iDeCoのメリット
iDeCoの最大のメリットは3つの税制優遇があることです。
- 積立てた拠出金は「全額所得控除」の対象となります。
- 運用時の「運用益が非課税」となります。
- 受け取り時は、「公的年金等控除」、「退職所得控除」の対象となります。
これらの、優遇措置により所得税・住民税が安くなり、
運用益に対する税が非課税となり(通常は20%の税率)、
受け取り時にも税の優遇が受けられます。
これだけの優遇措置のある金融商品はありませんので、
iDeCoを使わないのはもったいないとは思いませんか?
iDeCoのデメリット
- 拠出金は60才になるまでは拠出金の払い戻しをすることが
できないという事です。 - 元本変動型の商品は、将来元本割れリスクがあります。
- 拠出は60歳までしか出来ませんので、
拠出年数が短い方はメリットが少ないかも知れません。
ですので加入したい方は少しでも早く行った方がいいでしょう。
という事で、中途で資金を使いたいとお考えの方には不向きです。
あくまで余裕資金で、老後資金として蓄えたいという方におすすめです。
又、全くリスクの無い商品ではないので状況を見ながら
別な商品へのスイッチング(変更)も考えなければならない場合もあります。
最後に
このiDeCoの商品購入のポイントは?
- 国内外の複合資産のパッシブ運用の商品であること。
- 購入時手数料、信託報酬等の手数料の安い商品であること。
- 投資機関は口座管理手数料が0円の機関を選ぶこと。
- 商品の取り扱いの多い投資機関を選定すること。
このような商品を選んでいただければ、
5%から10%位の運用が可能なのではないかと思います。
まだ、15ケ月しか拠出していないので長期でどういう結果になるかは
まだわかりませんが、定期的に運用の結果をお知らせしたいと思います。
それでは、iDeCoに興味のある方は是非検討してみて下さい。