iDeCoと積立NISAの併用は可能?そのメリット・デメリットは

平成13年10月から始まった確定拠出年金の個人型(現在はiDeCoと呼ばれる)と平成30年1月に始まったばかりの積立NISAという2つの似かよった制度があります。

どちらも投資信託へ投資をする制度なのですが、併用することは可能なのでしょうか?

又、併用可能であればどっちを優先して投資をしていけば有利なのでしょうか?

私自身iDeCoには既に加入済みですが、積立NISAにも興味があり只今検討中です。

という事で、ファイナンシャル・プランナーの資格者でもある私が、iDeCoと積立NISAは併用可能か?又、併用できる場合のメリット、デメリットについてお伝えしたいと思います。

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iDeCoと積立NISAは併用可能か?

基本的には、iDeCoと積立NISAとの併用は可能です。

iDeCoは公的年金を補完する私的年金として毎月定額を積立ていくものであり、積立NISAは「預金」から「投資」への流れを作り証券市場の活性化をしたい金融庁の思惑もあります。それぞれ目的の違いもありますので併用は可能です。(積立NISAと従来からあるNISAの併用は不可です。)

ただし、iDeCoは60歳未満の方でなければ加入することが出来ませんので、60歳以上の方は積立NISAにしか投資をすることができません。

iDeCoと積立NISAは、どちらを優先すれば良いのでしょうか?

iDeCoと積立NISAの両方を出来れば一番いいのでしょうが、なかなかそうも行かない方も多いのではないかと思います。

そこで、iDeCoと積立NISAどちらを優先した方がいいのか?表にまとめてみました。

サラリーマン・公務員・*年間給与総額100万円以上のパート主婦、アルバイト、自営業者これらの方は所得税、住民税の減税につながりますのでiDeCoを優先すべきです。
専業主婦・*年間100万円未満のパート主婦、アルバイト・60歳以上の方これらの方は、減税を受けるメリットがなく、そもそも60歳以上の方はiDeCoに加入できませんので積立NISAを優先すべです。

iDeCoの最大のメリットは、税制優遇を受けることにありますので、そもそも所得税や住民税に関係の無い専業主婦、年間給与総額100万円未満のパート・アルバイトの方は、iDeCoに加入するメリットはあまり無いでしょう。

*平成30年1月からのパート主婦の税務上扶養になれる年間給与総額が103万円から150万円に変更になりました。しかし、住民税については変更が無く、扶養になれる年間給与総額は100万円未満ですので住民税も考慮すると100万円を基準とした方がいいと思います。

その他に社会保険の106万円の壁、130万円の壁が有りますが説明は省略します。

それぞれ、iDeCoと積立NISAの優先すべき方を記載しましたが、柔軟にお考え下さい。これは、一つの目安ですのでご自分で拠出したい方を優先して構いません。

iDeCoと積立NISAを併用した場合のメリット

iDeCoと積立NISAを併用する事により、iDeCo単独で投資をするよりメリットが出る場合があります。

例えば、毎月3万円の投資可能なお金がある場合に、iDeCoに3万円投資するのではなく、iDeCoに1.5万円、積立NISAに1.5万円(割合はご自分で配分して下さい)のように分けて投資をします。

そうすると、途中で必要資金が必要になった場合でも、積立NISAを解約する事で突飛な支出にも対応する事ができます。これは、iDeCoは60歳以上にならなければ払い戻しをすることが出来ない為の裏技です。

iDeCoと積立NISAを併用した場合のデメリット

iDeCoと積立NISAを併用することのデメリットをあまり探す事ができないのですが、iDeCoの60歳まで払い戻しをする事ができなデメリットを、積立NISAを併用する事により生かす事ができます。

例えば、50歳前後の方で将来の為の資産形成をしたいと思っても、iDeCoだけでは10年程度しか運用出来ません。そこで、積立NISAと併用して投資をしていく事で資産形成の可能性も出てきます。

iDeCoと積立NISAを併用した場合の拠出できる最大額

区分iDeCo月額積立NISA月額月額合計
公務員、専業主婦1.2万円3.3万円4.5万円(年額54.0万円)
企業年金の無いサラリーマン2.3万円3.3万円5.6万円(年額67.2万円)
個人事業主6.8万円3.3万円10.1万円(年額121.2万円)

具体例を挙げますと、50歳の企業年金の無いサラリーマンがiDeCoに10年、積立NISAに20年満額積立たとします。そうしますと、元本だけで1,068万円を積立る事が出来ます。これから、信託報酬が差し引かれたり運用益を足したりするこのになるのですが、ある程度まとまった資金を非課税で準備する事が出来ます。

iDeCoと積立NISAを上手に併用することによりデメリットを軽減する事が出来ます。

最後に

最後にiDeCoと積立NISAの併用は可能です。

又iDeCoと積立NISAのどちらを優先した方がいいのか?という事については

所得税や住民税を収めていて、節税効果のある方はiDeCoを優先した方がよく、節税効果の無い方は積立NISAを優先した方がよいという事です。

節税効果の無い方がiDeCoに拠出しても、60歳までは払い戻しを受けることが出来ないデメリットが残ります。運用益が非課税というメリットはiDeCoでも、積立NISAでも得られますので積立NISAの優先はデメリットを減らし、メリットを享受することができます。

積立NISAは、ゆうちょ銀行の定額預金に積立をするような感覚で、気軽に投資をすることが出来ます。そして、20年間複利で運用できてしかも運用益が非課税となる金融商品など有りません。

また、iDeCoの税制優遇も素晴らしいものがあります。ですので優遇税制を受けられる方にはiDeCoは最重要商品になると思います。

まあ、それぞれのメリットを享受出来る方を選んで間違いないと思います。

iDeCoと積立NISAそれぞれの商品については、別記事で書いていますのでそちらもご覧いただければ嬉しいです。
iDeCoのおすすめ商品と金融機関は?私の実績から徹底レビュー!

注目の積立NISAとは?初心者にもおすすめな商品のご紹介

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